アマチュア最強決定戦 AM JAMレポート

『アマチュアスノーボーダーによるアマチュアスノーボーダーのための祭典』
Photo: yoshitoyanagida.com

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今シーズン初開催となったALL JAPAN AMATURE CUP通称AM JAM。この大会はアマチュアスノーボーダー、つまりSHOPやブランドから一切のスポンサードされていないライダーの最強を決める大会。プロスノーボーダー一切なしの舞台で誰がアマチュアでいちばん上手いのかが争われる。そしてこの大会をきっかけにブランドにサポートされる夢もある大会。賞金総額は¥600,000。オープンクラス、ビギナークラスの2つのクラスで開催された大会の模様をレポート。

3/13日、雪も溶け始めてきた春シーズンの始まり晴天の中、神立高原スキー場に100人以上のアマチュアスノーボーダーが集まってきた。今回の大会の舞台はビギナークラスオープンクラスともに神立SNOW PARKの2連キッカー、オープンクラスは10m&12mビギナークラスは5m&6mだ。

今回のジャッジを担当したのは5人。まずはQuestグループ代表のやっさんこと佐藤康弘、2人目はここ神立高原スキー場のパークプロデュースもこなすRe: クルーの石川敦士、3人目はHYWODの代表岡本圭司、4人目はガールズスノーボーダーでCANDYクルーとしても活躍する河合徹子、最後はBREW代表のスタイルマスター中村貴之。誰もがシーンを引張ってきたトップライダーだけにジャッジの目はシビアだ。MCを担当するのはFantasista MOVIEを手がけてきたプロデューサーのNAOYA、そして数々のパークプロデュースを手がけるFORCE PARK代表のツユさんこと露崎訓史の2人。

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なんとこの大会、オープンクラスの申込みがわずか1日で埋まるほどの注目度。オープン・ビギナー合わせて120名。まずはビギナークラスから。ビギナークラスはOPENエアーから360までのクラス。大人、キッズライダーともにストレートエアーから低回転スピンで争われる。参加者の中でひときわ光っていたのは坪井 研二。BURTONの復刻版の板でぶっとびトゥイークや、シートベルトグラブなど自らのスタイルを存分にアピール。さらにキッズではビギナークラスながら720や540といった大技を繰り出すキッズも。ガールズクラスは、オープンエアーやBS180。ビギナークラス男子はしっかりと360を立った上でのルーティーンの組み立てが勝負の鍵だった。ビギナークラスながらメンズもガールズも攻めた姿が印象的だった。

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メンズオープンクラスはハイレベルなバトルに。まず予選通過に720は必須。さらに、720にグラブやスタイル、ランディングの技術などを兼ね備えたライダーのみが決勝へ上がれた。ガールズクラスはまずしっかりとランディングできること、それに加えて180や360スピンなどの完成度が問われた。ストレートプラスグラブでの予選通過は難しく最低ラインとしてスピンが求められた戦いだった。

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勝ちを狙いに行って高難度な技に挑戦するのかそこがAM JAMでの勝負の分かれ目。900やダブルコークに挑戦したライダーたちもいたがランディングが乱れては勝つことは出来ない。もちろん高難度のトリックを立つに越したことはないが、そこにこだわりすぎて結果ランディング出来なければ勝負に勝つことはできない。その駆け引きがかなりシビアに見えた大会となった。決勝に上がったライダーたちの力の差はごくわずか。現に優勝者のトリックは男子でCAB540→FS720、女子でFS360→BS360だった。いかに完成度を高めたトリックで立つことが出来るかが勝負の鍵なのだ。

ライダーを目指している人も純粋に自分の力を試したい人もスポンサーライダー一切なしのこの大会は貴重な場だ。優勝した2人はともにライダーを目指して頑張り、この大会がキッカケでスポンサーの話ももらえていた。
ライダーを目指している人にとっては今後、登竜門的な大会となるよう、そしてこのような大会がどんどん減っている今だからこそ来年もAM JAMに期待したい。

優勝者インタビュー
メンズオープンクラス優勝 中村航大さん

今シーズンからスノーボードの専門学校に通っていていろいろな大会に出ていました。その中の目標のひとつとしてAM JAMがあったので、優勝できて本当に嬉しいです。決勝は予選でも決めていたCAB540とFS720のルーティーンを立てたので2本目は攻める気持ちで行きました。結果的に2本目の900は立てなかったのは残念ですが、次の課題です。表彰式の時は、賞金で旅行にでも行こうかなって言ってたんですけどいざもらってみると迷い始めていて、いまは来シーズンのギアの費用に充てようかなと思っています。自分はいまライダーを目指して頑張っているんですけど、大会後にはスポンサーの話もあって夢が広がりました。初めての大会優勝は、本当に嬉しくて何より楽しい大会でした。

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ガールズオープンクラス優勝 黒川遥子さん

いまライダーを目指して頑張っていて、今シーズンはいろんな大会を回ってました。オフシーズンに埼玉クエストで働いていたこともあって、埼玉クエストが協賛しているこの大会にもエントリーしました。決勝では、自分のできる技をやろうと思って、オフシーズン埼玉クエストで磨きをかけたFS360とBS360で勝負しました。決勝でのBS360は飛距離もグラブの長さも自分のスノーボードライフの中でいちばんの完成度でした。大会で優勝したのも初めてで、表彰式でマイク渡された時は若干震えました(笑)正直、オフシーズンの滑走時間は参加者の誰にも負けていない自信があったのでそこで練習した技で優勝できて良かったです。優勝賞金は、車泊のためにキャリアを買おうと思います。大会後には1社スポンサーの話ももらえてこの大会にはめちゃくちゃ感謝してます。

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リザルト
オープン男子

1位 中村航大
2位 萩原恭平
3位 川上蒼斗

オープン女子

1位 黒川遥子
2位 幸田みゆき
3位 田中佑奈

ビギナー男子

1位 内藤駿介
2位 杉崎大翔
3位 坪井研二

ビギナー女子
1位 佐野瑠舎那
2位 渡邊彩月
3位 宅原由起
3位 穴澤はるか

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AM JAMの他の写真はこちらから
https://picasaweb.google.com/116517485433132056829/AMJAM2016KANDATSUPhotoByYoshitoyanagidaCom?feat=directlink

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